東郷のアマテラ　自社除菌製品を東北へ　花粉対策にも！

最近、除菌や消臭に効果があると注目される二酸化塩素。その研究に14年ほど前から取り組んできた東郷町の化学薬品メーカー㈱アマテラ（藤田博正社長）は、平成12年に、二酸化塩素を発生させるジェルをその５年後にはスプレーの製品化に成功しました。
しかし、当時は認知度も低く「一般家庭での需要が少なかった」と藤田社長。そんな時、災被災地、宮城県の知人から「町中が臭いに困っている」という連絡を受け、ジェル剤３万個、スプレー剤１万個を届けました。
昨年６月、社員と訪れた宮城県亘理町では「ヘドロの臭いや腐敗物にたかるハエの多さに驚いた。遺体の収容に携わる人たちは、作業中に染み付いた臭いで情緒不安定な状態だという話も耳にした」そうで「このままでは復興に向け踏ん張ることもできない」と自ら二酸化塩素剤を使って作業。「あれ、臭いが消えた」、「ハエもいない」と喜ぶ人たちを見て「役に立てうれしかった」と振り返ります。「多くの人が手軽に利用できるようポケットサイズ（アマテラ除菌・消臭これ１枚）を開発しました。花粉症予防にも。今後も安心して暮せる環境つくりに貢献していきたい」と話しています。同社＝電話０５６１（39）４３１１