消防広報の一翼を担う 江南消防音楽隊有志グループ

「音楽を通して消防活動の啓発を」と、江南消防音楽隊の有志グループは高齢者施設や保育園などの慰問を通し、地域の人と触れ合う演奏活動をしています。ボランティアで活動するのは８人。消防署員やＯＢ、消防団員からなるメンバーで、非番や週休など休みを合わせての活動です。活動の発端は、平成７年。阪神淡路大震災の支援で現地入りし、そこでボランティアが活動する姿を目の当たりにし、「何か自分たちも日ごろから役に立てることはないか」とボランティア活動を意識。同３年ごろから音楽好きの仲間同士でトランペットの練習をしていたことから、施設などを回る啓発活動を始めました。その活動が認められ、同12年に江南消防音楽隊が発足。音楽隊は、出初式や観閲式などでの消防広報活動に欠かせない存在となり、有志グループも市の高齢者教室や保育園などで演奏に加えて寸劇、手品、紙芝居、腹話術なども行うなど、活動の幅を広げています。